影響力 その効果と威力 (光文社新書 457)

著者 :
  • 光文社 (2010年4月16日発売)
3.30
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本棚登録 : 171
感想 : 22
3

読んでいる途中ですが…
とても深い言葉があったから、メモ。

p154
…もし相手が実際にはもっていない影響力を私が相手に与えてしまっているならば、私は自分自身がつくりだした影響力の幻影に直面することになります。 byスペンス

うん、深い、とても深い。読み終わったらまたレビュー編集します。

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いろいろな視点から書かれた面白い本でした。

印象に残ったのは
1好きなことで稼ぐのは本当に楽しいか
2返報性
3説得メッセージの構成と心的リアクタンス
4受け手が与えた与えての影響力(上述)
5社会的促進
6集団極性化現象(~集団的浅慮)
7コントロール感の重要

7は常に感じていたことと共通した。主体的にあること。

こういう本のレビューはまだ難しいな。身の周りの人のことを実際にあてはめて考えたり、自分を振り返ったりしてしまいます。
またその時々は納得しても、すぐに忘れてしまったり。(もともとが忘れっぽい)

本の内容ではないんですが、
作者の人間性がわりと好きかなと思いました。
(あの格言チックなひとことでまとめるのは苦手で読みとばすので、逆に印象に残らないんですけどね。)

例えばp237の「コントロール感…重要性を指摘しているのは、私が初めてではありません。」という文。
この1文はなくても普通に通じる。それをあえて書くことに自分を低く?というか、そんな感じにしてしまう人間性とでも言いましょうか。

もうひとつ・・・p242学習性無気力
ペットを意のままに操るのが飼い主のコントロール感を増長する反面ペットの無気力は増長する可能性があると言う内容で、
思わず自分が買っているペットの話をするところ。

やっぱ心理学勉強している人って常に客観的にモノを観ようとしているというか繊細?きめ細やかな感性の人が多いのかなといったことを思いました。

少なくともこの作者はそんな一面をちらつかせるタイプの人かなと
生意気に勝手に憶測?想像してしまいました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 関心分野
感想投稿日 : 2012年1月13日
読了日 : 2012年1月13日
本棚登録日 : 2012年1月13日

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