「それぞれの人生を歩むべきだと思うけど、あなたとのディヴは、わたしの中に残りつづけると思う。」
やっと終わった~~!!
読み終わってまずは、物凄い達成感・・・
遅々として進まず一体どうしたもんかと思った初平野啓一郎。
すっごいSFチックなんだけれど、どこか今の現実を繁栄しているし、こんな未来もあるのかもしれないなって思わせる。
それなのに、テーマはなんだか結局愛とか正義とかそういうところなんだ。。となんだか凄く理解しがたかった「個」という概念を用いつつ、着地点は単純で、シンプルといえばシンプル。
それでいいような気も、物足りない気もさせる。
ひたすら、宇宙船の中でたった数名で何年も暮らすっていうことを創造しただけでもう死にそうだったし、結局私は主要登場人物の誰にも共感したり寄り添ったりすることができなかったような・・・
書き方かもしれないけれど、どこか出てくる人たちと距離があったのだ。
それでも、やっぱり最後は、なんだか良かったね!と爽快感で纏め上げているので、読後は達成感と疲労感と爽快感と、、一応読んでよかったなー面白かったなーという気分にさせてくれたよ。
【11/10読了・初読・大学図書館】
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
平野啓一郎
- 感想投稿日 : 2009年11月11日
- 読了日 : 2009年11月11日
- 本棚登録日 : 2009年11月11日
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