百年の孤独

  • 新潮社 (1999年8月1日発売)
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本棚登録 : 1708
感想 : 180
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「戦争がどういうものかを説明するのに、なぜあれほどの言葉をついやす必要があったのか、理解に苦しんだ。恐怖、この一語で足りるはずだった。」

桜庭一樹さんの大好きな「百年の孤独」。
物凄く読むのに力の要る作品だった。ただ、とにかく、この孤独、がどう継がれどうなるのか、ただただそれが気になる。
そしていつの間にか、私自身もこのマコンドの町にいるかのように錯覚させる。
自分もいつの間にかブエンディア家の一員になって、この100年を俯瞰していのだ。

最初のうちは、似たような名前、頭に入りにくいカタカナ語で、混乱をきたした。
それがいつの間にか、どっぷりとこの世界に入り込ませるから、やっぱり著者の持つ力だなぁ、と頷かせる。
読後は「あぁー、そうだったのか、、、」というどよんとした思いと「読みきったぜー!」という爽快感とが重なった。

【7/31読了・初読・市立図書館】

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ガルシア=マルケス
感想投稿日 : 2009年8月1日
読了日 : 2009年8月1日
本棚登録日 : 2009年8月1日

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