日本語は悪魔の言語か?: ことばに関する十の話 (角川oneテーマ21 B 44)

著者 :
  • KADOKAWA (2003年6月1日発売)
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感想 : 2
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日本の長い歴史の中で生まれた日本語。
日本語も時代とともに変化しつづけている。
日本は『にほん』?それとも『にっぽん』?
なぜ、中国から輸入された漢字が使われ続けているのか?
ひらがなやカタカナが生まれた時点で漢字は消滅しなかったのか?
日本語と国語はどう違うのか?
日本語の不思議について、一部問題形式で解説してあります。

引用にもある24ページの『結論から言いますと、日本人は古い物を捨てない。日本文化は捨てない文化だということです。』というのはすごく私の中にすんなりはいりました。なるほど。

でも、それでもなくなってしまうもの、変わってしまうものがあるんだなと思います。
一例ではありますが、『敷居が高い』という言葉。
格式高いくて身分不相応という意味で使ってる人が多いですが本来の意味は違います。
しかし、ほとんどの人がこの間違った使い方をしているので、そのうちこの間違いの方が『敷居が高い』という言葉の意味に変わってしまうかもしれないなと感じました。

ふと図書館で手にとったが、これはなかなかあたりでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館で借りたもの
感想投稿日 : 2012年6月24日
読了日 : 2012年6月19日
本棚登録日 : 2012年6月10日

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