名前に『幸』が付く小説家の短編集。
・Weather(伊坂幸太郎)
伊坂さん目当てで読みました。やっぱり、伏線がきいてますね。
清水はいいやつ。
・天使(山本幸久)
スリ師の物語。
スリ師だって善行をしたくなるんだなと。
子どもたちはちゃんとたどり着けたのだろうか?
・ふりだしにすすむ(中山智幸)
前世はあなただったものです。おじいさんにそう言った女性のお話。
あんまり好みではなかったな。
・ハッピーエンドの掟(真梨幸子)
解説より『イヤミス(読後にイヤ~な気分にさせてくれるミステリーのこと)』とあり、なるほど!!と思った作品。
言葉で他人の思考を変化させることができるんだと衝撃を覚えた。
一番印象にのこったのはアイコが書いた絵本をクラスのみんなで内容を変更させる多数決の部分。
これは怖いなと思った。
常識として教える部分と、個人の感情が合致していない。
そして、正しいと思うことに無理やり矯正しようとしている。
作者もそう感じたことがあるのかもしれない。
幸せな死神(小路幸也)
さくっと読めました。
ラノベみたいな感じですかね。
短編集は知らない小説家の作品も読めるのでたまに読むといい気分転換になります。
今回は真梨幸子先生がヒットでした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(図書館)
- 感想投稿日 : 2012年7月15日
- 読了日 : 2012年7月7日
- 本棚登録日 : 2012年7月1日
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