カモメに飛ぶことを教えた猫(改版) (白水Uブックス)

  • 白水社 (2019年3月27日発売)
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本棚登録 : 477
感想 : 31
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じわじわと言葉がしみこんでくる、いい物語だった。猫が飛べないカモメに語る言葉がいい。

全力で信じたものだけが飛べる。ちょうどそれを伝える物語を探していた。言いたかったことを言ってくれて、じわじわとしびれた。

海外ものだからか、どこかユーモラス。あとは人間をこきおろす。あとは、みんながどこか夢見がちなところがいい。猫の奮闘する物語は、イッパイアッテナで大好きだったので、それもあって懐かしかった。

本が読めてしゃべれる猫というのがいい、実際そうなんじゃないかと思わせる猫の何かがある。

カモメの女の子が可愛い。
詩人もいい、雨を感じたいということ、空に飛び出したときの気持ちよさは、きっとカモメが知っているもの。だから飛び出せた。飛びたかった。

気持ちのよい物語でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 6 児童文学
感想投稿日 : 2019年7月29日
読了日 : 2019年7月29日
本棚登録日 : 2019年7月29日

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