空白の叫び 上 (文春文庫 ぬ 1-4)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年6月10日発売)
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本棚登録 : 1537
感想 : 94
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貫井徳郎は「慟哭」以外読んでいなかったのだけど、もう何年も前のことか・・・。
あの時は読んだ人が驚いたという結末だったはずがかなり早い段階から、そういう仕組みかな?と思いなが読んでいたため特に驚きもなく。
それ以来で久々にBOOK・OFFで手に入れたものを読んだ。


で、この本。
・・・面白いです。

最初は3人の視点でどんな話になっていくのか、よくわからないままに途中から4人の視点で進んでいく話。
最後に1人目の結末にたどりついたときに、話としては同じ結末を3人が迎えるということになる気はしたが、そこにもっていくまでの流れがぐいぐい引き込まれる。
特に葛城の老成した考え方が、今の歳ならすんなり受け入れられるが、自分が中学生なら3人のどのタイプでもないと思う。
現時点では3人に接点はなく、今後のストーリーがどのようになっていくのか・・・。
展開が楽しみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年11月13日
読了日 : 2010年10月25日
本棚登録日 : 2010年10月25日

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