松井教授の東大駒場講義録 ―地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2005年12月16日発売)
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惑星科学の第一人者である著者が東大で行った一般教養の講義を書き起こしたもの。
氏の唱えている文明論・環境論に興味があり本書を手に取ったが、文系人間の身としては当然ながら宇宙・地球科学(物理?)的な話はさっぱり分からない(別にどうでもよいのだが)。
3章(3時間目)の「文明とは何か(地球システム論的文明論)」については、「共同幻想」という言葉が出てくるなど自然科学版吉本隆明という感じで文系理系の領域を超えて参考になった。

(以下個人的メモ)
・地球システム、人間圏、構成要素
・おばあさん仮説
・言語と共同幻想
・共同幻想の破綻→人間圏の崩壊
・地球の未来には20世紀以前とは異なる新たなる共同幻想の構築が必要

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 科学
感想投稿日 : 2007年12月29日
本棚登録日 : 2007年12月29日

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