ぷりぷりぼうのおこりんぼう (椋鳩十学年別童話 1年生のどうわ 1)

著者 :
  • 理論社 (1990年9月1日発売)
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感想 : 2

「1年生のどうわ1 ぷりぷりぼうのおこりんぼう」を読んでみた。
小学1年生用なので文字が大きい。

言葉も簡単なものしか使われていない。
ひらがながほとんど、というのがちょっと読み辛くはあるけれども。



・かば森をゆく

バカにされるカバが大活躍する話。
ゆっくりしていて、判りやすくて好きvvみんな違って、みんないい。

・ぷりぷりぼうのおこりんぼう

……姪っ子がいるわーと思いながら読んでしまった。怒りやすくて、注意しても全く聞かない。
そんな子供に振り回される親。で、親の言う事を聞かなかったために……みたいな。子供目線で見ると、ちょっと怖い。

・うさぎのみみた

こちらも、我儘な子供が我を通した結果……みたいな話?
ちょっと怖い。

・かものひっこし

ほのぼの話だけれど、ドキドキした。タイトル通り「かものひっこし」

・森のなかよし

これも『かば』の話に似ている。みんなで協力する話。
好き。

・はるのうさぎ

淡々としていて、他の話とは少し違った。





どの話も分かりやすい『教訓』のようなものが見え隠れする。
子供向けの話って、そんなもの。
ただ一つ、ひっかかったのは『母親が子供を助ける』というパターンしか存在してない事。
『父親が子供を助ける』みたいな話も一つぐらい入ってるといいのになと思った。
……作られた時代を考えると『母親が』になるのかな?とも少し考えてしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年12月13日
読了日 : 2019年6月25日
本棚登録日 : 2023年12月13日

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