ポアロのクリスマス (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房 (2003年11月11日発売)
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本棚登録 : 1130
感想 : 121
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クリスマスに、家族が集まっている時に、屋敷の主人のシメオンが殺害されます。横暴で支配的な主人と、それに逆らえない人々という構図は、"死との約束"に通じるものがありました。
富豪の死・遺産相続が絡む、クリスティでこのパターンは、動機のはっきりしている、直感で怪しいと思わせる人物が犯人だろうと予想していましたが、大外れでした…。
サグデン警視は、これからレギュラー化して欲しいくらい好きな人物だったので、ショッキングでした。しかし、読み返してみれば、やたらハンサムであることや、隙のない性格について描写していました。シメオンの血を色濃く受け継いでいるという情報を、読者にきちんと与えていたと気づきました。(それでも、気づけませんでしたが…)
タイムリーな時に読み終えられて嬉しいです。まだまだポアロシリーズを楽しみます!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月7日
読了日 : 2022年12月7日
本棚登録日 : 2022年12月7日

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コメント 2件

111108さんのコメント
2022/12/07

菜保さん、お久しぶりです。

またポアロシリーズのレビューあげていただいて嬉しいです♪「やたらハンサム」はあやしいですけど、クリスティーの罠に騙されちゃいますね。

菜保さんのコメント
2022/12/07

111108さん、お久しぶりです!
コメントとても嬉しいです!ありがとうございます♪
毎回楽しくクリスティーに裏切られています☺️
そろそろ騙されないよう、与えられたヒントを拾って自分で真相に辿り着きたいものです…

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