いたって明解な殺人 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2011年3月29日発売)
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本棚登録 : 68
感想 : 11
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タイトルに惹かれて読んでみた。
初めからの99%は良かったのだが、ラスト1%で台なしだよ。
モンティ、犯人じゃないならちゃんと自分を弁護しろよ。
なぜそこで黙秘するかな?
ニセのサインなんて物証があるならまずはそこをつくでしょ?
アダムが作った偽口座にしても金の流れの不自然さがあるだろうし。
ヴァイオレットに送った2万ドルにしても意図が不明だし。

モンティは、アダムに裏切られたと感じてショックで対応できなかった?
でもそれはモンティの性格的に考えにくいよ。

あとアダムよ、旅行に出る前に殺しておいて死亡推定時間の矛盾はどうするつもりだったんだ?
大雑把すぎるよ。
仮に疑われたとしても、レオみたいな誰かが動いて無罪にしてくれるだろうとかさ。
どれだけ能天気?

文章は悪くないと思うし、読んでいる間の肩入れでいうと、アダムに共感する部分はあったし、後半はレオに共感する部分もあったし。
でもラストで全部台なし。
辻褄が合ってないし、胸糞悪い結末だし。

ということで★1つ。
読むだけ時間の無駄。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年10月31日
読了日 : 2014年10月31日
本棚登録日 : 2014年10月31日

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