終戦後の昭和21年夏に起こった古書店主圧死事件と、古書の街・神保町にまつわるミステリー。"事件"の真相を探る琴岡庄治はやがて、戦後日本の闇に潜む陰謀に巻き込まれ…。
古本、神保町、戦後日本、という言葉からワクワクしながら読んだ。『第6章 真相』を読んだ時点で、この物語の大まかな形は見えたが、最後まですらすら読みすすむことができた。
GHQのファイファー少佐の日本史と日本人に関する講釈が、良い意味で"目から鱗" だった。特に天皇制による国民統治のくだりが、面白く感じられた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年11月2日
- 読了日 : 2022年11月1日
- 本棚登録日 : 2022年10月30日
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