桐野夏生作品になかなか手を出せないでいるなか、
親友に勧められて読んだ作品。
犯罪物、事件物、ハードボイルド系ばかりかと思い込んでいた桐野作品だと思っていたら、良い意味で裏切られた。
犯罪を通して、人間の本質、自分でも知らなかった悪の部分が、徐々に確実に、明らかになって、自分自身でも驚愕、狼狽する、高校生達の姿。
それを取り巻く、大人になりきれない大人達の姿。
話がテンポ良く進むので、数時間で一気に読み進めてしまった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年2月18日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年2月18日
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