ちんぷんかん しゃばけシリーズ 6 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2009年11月28日発売)
3.89
  • (314)
  • (551)
  • (373)
  • (31)
  • (6)
本棚登録 : 4518
感想 : 351
4

去ってしまった桜の花びらの小紅を思って若旦那が話した言葉

「去って行かねばならない者は、悲しくて哀れかもしれないけれど…
残される者もまた、辛い思いをもてあますことになるんだね」
二度と会えなくなるのは同じであった。
相手への思いが深い程、もう姿を現さない人を探して、そこに居たはずの場所に目をやってしまうのかもしれない。


これから義母を見送るであろう私にとって、とても心に響いてしまって電車の中なのに泣きそうになりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年10月21日
読了日 : 2015年10月21日
本棚登録日 : 2015年10月21日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする