去ってしまった桜の花びらの小紅を思って若旦那が話した言葉
「去って行かねばならない者は、悲しくて哀れかもしれないけれど…
残される者もまた、辛い思いをもてあますことになるんだね」
二度と会えなくなるのは同じであった。
相手への思いが深い程、もう姿を現さない人を探して、そこに居たはずの場所に目をやってしまうのかもしれない。
これから義母を見送るであろう私にとって、とても心に響いてしまって電車の中なのに泣きそうになりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年10月21日
- 読了日 : 2015年10月21日
- 本棚登録日 : 2015年10月21日
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