ブクログで感想を拝見。
わたしならどう思うだろうと思って、休日にゴロゴロしながら電子書籍で読了。
結局、夫側からしたら妻が悪いし、妻側からしたら夫が悪い、ということなんだろう。
友人ですでに結婚生活を長年続けている夫婦が増えてきたけれど、愚痴を聞くたびに、その愚痴に共感しつつも、「ちゃんと伝えればいいのに」と思っている。
かく言うわたしも、長年お付き合いしていた人になかなか言いたいことを言えなかったなぁ、とぼんやり虚空を見つめる。
思ったよりも口を聞かない年月が長すぎてびっくり。そして、それぞれの立場から描いた時の、景色の見え方の違い。ちょっとした感情の乱れ、それが放置・繰り返される。
話しても伝わらない、いろんな方法を試してもダメって時に諦めるのはわかるけど、この作品については、うーん、もっともっと方法があったのでは、と思ってしまってもやもや。
結局関係性の問題で、例えば、いくらわたしが様々な方法を提案したところで、その関係性の中でうまくいく保証もない。
察してほしいとかわかってほしいとか、そんなのは無理な話。でも、きっと期待しちゃうんだろう。
期待すれば上手くいかなくなる、だから期待しない。それは理解できる。問題はたぶん、その方法だと思うんだ。もっといい方法が、きっとあったと思う。でもこれが、きちんとその人たちが向き合って出した答えだから。それは尊く、同じ境遇の人の心に突き刺さったんだろうな。
結婚したことがないからわからないけど、わたしはおそらく結婚には向いてない。わたしには苦しいものになりそうで。
こうして外野から野次を飛ばすことしかできません。そんな奴に、野次飛ばす資格ないんでしょうけど。
- 感想投稿日 : 2020年12月27日
- 読了日 : 2020年12月27日
- 本棚登録日 : 2020年12月27日
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