どの章から読み始めてもいい、最後はどの章で終わらせてもいい。読む順番によって変わる物語。
初めての体験だった!
はじめから読まないなんて何だか悪いことをしている感覚だったけど、せっかくなのでわざとめちゃくちゃな順番で読んだ。
2つ目の話を読んだ時、脇役の人に「あ!この人知ってる!」となり、章が進むほどその知り合いが増えてきて面白い。
まるで初めて会った人と話してたら、突然知り合いの名前が出てきた感じ⁉
なるほど、読む順番によって知ってることの順番も変わるのね。
面白い体験であっという間に読んでしまった。未読の人にオススメしたくなる本。
よくこんなこと思いつくなぁ。
読者を驚かせよう、楽しませようとしてくれる作家さんが自分は好きなんだと気付く。
道尾秀介さんは『カラスの親指』でも驚いたので、また道尾さんの本を読みたい。
(犬の話は辛かった)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2024年4月28日
- 読了日 : 2024年4月28日
- 本棚登録日 : 2024年4月28日
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