空想科学映画読本

著者 :
  • 扶桑社 (2001年7月1日発売)
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本棚登録 : 112
感想 : 5
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本書は空想科学シリーズの本で映画を科学的に検証してみたものである。

マンガバージョンと違い、評者の知っている映画かなり多く研究されていたので興味深いものばかりであった。特にインデペンデンスデイではUFOなどで議論される「反重力」ということに対して行われた研究は非常に面白いものであった。言葉尻通りに重力を受けないとしたらハイテクを使ったばかりにローテクに頼らざるを得ないということには思わず笑みを漏らしたものである。
また、USAゴジラの卵はゆで卵の検証や、007シリーズの武器の威力、タフネスぶりは是非とも見ていただきたい。「ミクロの決死圏」「インビジブル」などは評者が好きな人体モノを映画で描いたもので、最初に本書を読んでから映画を見て笑ったものである。
評者が中学〜高校時代あたりまでの映画を主に検証しているので、一般的な読者でも十分楽しめる本であるが、研究している本数が多い分検証ページが少ないのが残念であった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 空想科学
感想投稿日 : 2009年6月24日
読了日 : 2009年6月24日
本棚登録日 : 2009年6月24日

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