クラフト・エヴィング商會の展覧会?!
聞いただけでワクワクする!
という訳で大雪の日にもかかわらず
行ってきました。
棚卸しで発掘された品々ということで
沢山積まれた段ボールが登場。
最上段の段ボールの中をのぞき見ると
さも昔からあったかのようにある、
ありそうでない不思議な品々。
それはどれも独特の空気を放ち、
まことしやかな商品説明とともに鎮座されています。
こまごまとして美しい佇まいに
こちらの想像力もかきたてられ、
時間も忘れじっと見入ってしまいます。
次にレトロな路地に入り込むと
クラフト・エヴィング商會の作業所(?)のような場所へ。
ここでクリエイティブの秘密探れるかも?と
ワクワクして入ってみると
壁中に貼られた沢山のメモの数々。
しかし全く持って意味不明。
そして大きなわら半紙にびっしり描かれた『電気ホテル』の見取り図。
これってさっきの段ボールで見た、
古書市でみつけたパンフだよね。
そのパンフからこんなに妄想が膨らむなんて。。。
しかしながらこちらも意味不明。。。
こうなると、クラフト・エヴィング商會とやらも
本当に実在するのか怪しくなってくる。
お次は額装された小さなものたち。
きれいな物もあれば、何の役にも立たないものまで
丁寧に額装されている。
こうして見ると
花火の燃えカスまで宝物に見えてしまうのが不思議だ。
他人には何の変哲のないものでも
自分たちだけには価値があり大切な物。
それが独自の感性に繋がるのかもなぁ。
最後はリアル(?)なお仕事紹介。
コラージュも現物はやっぱり質感もわかるし、
壁三面にわたる装丁の数々は圧巻です。
この世界観や妄想をここまで表現するには
美しく繊細で丁寧な仕事が裏付けにあってからこそ。
物語と物つくりに愛情を感じた展覧会でした。
- 感想投稿日 : 2014年2月16日
- 本棚登録日 : 2014年2月16日
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