前編を忘れてしまった。
「私」と未だに健在であるフランソワーズは何歳なのかが気になる。
約20年の時を経て再会した人の顔を見ても名前が分からず「変装」に見えるとは、如何に「私」が孤独な療養生活を送っていたかが想像されて悲しい。
故人を語る人々の気儘さが存分に感じられた。
サロンでは噂と陰口、そして自慢が永遠に大勢の間で交わされていく事だろう。
訳者あとがきにあるように、執筆を決意するまでを描いた小説であり、同時に社交界や男女関係の変遷を追った小説だった。
「私」は一体どのような小説を書き上げるのだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年1月4日
- 読了日 : 2020年1月3日
- 本棚登録日 : 2019年12月26日
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