絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます

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  • ダイヤモンド社 (2015年9月4日発売)
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・ 大手の目的は、低価格戦略によって他者をマーケットから締め出し、消費者全体がこれを買うしかないという状態を作った後の値上げです。(ユニクロのヒートテック)
・ 値下げは最悪の経営手法。値下げをすることは、自分が手がけるビジネス、取り扱う商品・サービスに自信がない証拠
・ しっかりとした性能評価を受けた製品がマーケットの評価を得て、他社商品と比べて高い値段で売れるようになることを企業側が理解した(トクホの例)
・ 「モノではなく、コトを買う」消費。この消費のタイプでは、お金をモノに変えて残すことが目的ではないので、「安いから買う」という価値観がそこには全く当てはまりません
・ 価格を決定する3つの要因
1 原価を含めたコスト
2 他社との比較
3 その製品やサービスが持つ価値
・ 「適正価格」とは、原価に加えて、付随する諸経費、さらに将来の発展までを見越した費用をプラスした価格のこと
・ 「その製品やサービスが持つ価値」>「他社との比較」>「原価を含めたコスト」
・ 値段が高いということで、業界一位という印象が働く人たちの間にも一気に広がった(求人でも優位性が出る)
・ 基本的には既存顧客への値上げは当初据え置く。値上げは、新規の顧客に対して、商品やサービスの「説明のしかた」を変えて行うことからスタートするのがベスト
・ 既存顧客へのアプローチですが、最短で半年、最長で5年、平均するとだいたい2年くらいの時間をかける
・ 値上げに対してなかなか同意を得られない場合、今の商品を買いにして、中間と上意に商品ラインナップを増やし、値段の幅を広げる方法
・ 値上げをすることは経営の余裕を作ること。生まれた余裕で今すぐは必要とされていないが、将来大きな差となる行動は何かを考える

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 【ビジネス】プライシング
感想投稿日 : 2017年6月18日
読了日 : 2017年6月18日
本棚登録日 : 2017年6月18日

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