人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版 (2015年3月11日発売)
3.96
  • (310)
  • (527)
  • (280)
  • (26)
  • (9)
本棚登録 : 4542
感想 : 475
5

4年以上も前の本になるが、人工知能の現状理解のため、松尾豊さんの頭の中を覗いてみたく読みました。
ディープラーニングとはどのようなもの(何ができて、何ができないか)で、近未来に実現できそうなことと暫くできそうにないことを知っておきたいということもありました。

専門家でない人はいたずらに人工知能を過大評価するし、そうでないものも人工知能と言ったりする。
逆に松尾さんのような専門家は困難さがよくわかっているだけに技術を過少評価しがちだが、正しい人工知能の理解のためには信頼性が高い。
PythonやTensorFlowをいじくりまわしてみれば、もう少し理解度が増すのでしょうが、そこまで深入りするわけにもいかないので概要理解だけ。

本書を読んで、人工知能がそう簡単にはできそうにないことが自分でも判断できるようになった気がします。
・手足を伸ばして仰向けに寝ている子猫をカワイイと感じること。
・「お前なんか大嫌いだ!」が、本当は「大好きだ!」ということを理解すること。
などは超難しいでしょうね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 情報
感想投稿日 : 2019年9月3日
読了日 : 2019年9月3日
本棚登録日 : 2019年8月25日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする