青い鳥 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (2013年10月11日発売)
3.94
  • (12)
  • (7)
  • (12)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 178
感想 : 15
5

成人式の後、親友と行ったスナックの名前が "青い鳥" だった。
ザ・タイガースが歌った幸福を運ぶ鳥が "青い鳥" だった。
"青い鳥"ってどんな話か覚えていなかったので、青い鳥文庫で読んでみた。

チルチルとミチルが青い鳥を探しに行く。
幸せとは何かを巡る、大いなる秘密をあばきたてるのが "青い鳥"。
色が青い鳥は沢山いるけど、本物の "青い鳥" は一匹しかいない。
いろんな所を探し回ったが見つけられない。
なぜなら、いつもいるのにさっぱり見えていなかった家の中にいたから。

青い鳥って、物事の本質がわからない人には見つけられない。
多くの人達は「贅沢」が「幸福」だと勘違いしてしまう。
幸福の館で贅沢三昧の人達の描写が出てくる場面では「贅沢」に酔いしれている人達が「不幸」に見えた。

この本を読んで、私も小さな "青い鳥" を見つけました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説 - 外国
感想投稿日 : 2021年5月29日
読了日 : 2021年5月29日
本棚登録日 : 2020年9月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする