なで肩の狐 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年6月26日発売)
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本棚登録 : 171
感想 : 19
4

花村満月作品なので、当然エログロバイオレンス要素がてんこ盛り。それがダメなら読めないけど、大丈夫な人は普通に楽しめる。まあそこで評価は分かれるでしょうが。

とりあえず木常がめっちゃかっこいい。
セリフや行動が残酷で支離滅裂なのに、なぜかユーモアや独特のセンスがあるし、これは確かにモテるだろなと思う。
蒼くん、玲子さん、遥ちゃんと脇役も良い。

笹山もきっと木常が好きだったんだろうね。
凄く好き、でも絶対に叶わない男に対する愛憎にゾクゾクした。やっぱヤクザものは男と男の愛憎に色気があってこそだわ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年1月21日
読了日 : 2016年1月20日
本棚登録日 : 2016年1月20日

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