伊子と嵩耶と帝の関係の行く末はまだ見えないながらも、宮廷で起こる日々の小さな事件はテンポよく、読みやすい。謎解きとしては然程考え込むものではないが、だからこそ伊子の閃きと、ちょっとした勘違いにふふっと笑えて気軽に楽しめるシリーズ。
3つ目のエピソードに出てきた、つぶれた油虫を見るような、という表現はまさにその顔が浮かぶようで秀逸であった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月3日
- 読了日 : 2021年1月3日
- 本棚登録日 : 2020年12月26日
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