大変、可愛らしいSF Lovestory
魔法はきっとあると信じたくなる一冊。
画家であるオーナーの一存で入居が許されるというアパートメント〝アビダシオン・ゴドー〟の入居条件は「よそで3ヶ所以上の入居を断られた」人。
旅行代理店に勤める志織は、趣味のカメラが原因でマンションを退去させられてしまう。
たどり着いた〝アビダシオン・ゴドー〟で、ある夜、壁に開いた穴(エアコンダクト)に話しかけられる。
「北村志織さん!」
声の主は、挨拶もまともに交わしたことのない隣の住人、平野ですと名乗る。しかも一年後の!
「そちらの平野には言わないで下さい。」
「私を助けて下さい。」
未来の声、自称平野の目的は?
信じること、愛すること、強く願う気持ちこそが魔法。それを奇跡という。
今年の23冊目
2020.8.13
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
松尾由美
- 感想投稿日 : 2020年8月13日
- 読了日 : 2020年8月13日
- 本棚登録日 : 2020年8月13日
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