不信のとき〈上〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2006年6月27日発売)
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何か読みたいけど思いつかない。困ったときの有吉佐和子。

昭和40年頃の東京。
赤線が廃止され、婦人誌にも性についての記事が掲載されるようになった時代。妻は家で夫の帰りを待つのが当たり前の時代。

大手商社の宣伝部に勤めるデザイナーの浅井は、印刷会社社長である小柳老人とよく飲み歩いていた。ある時は新宿のヌードスタジオ、定番は銀座のクラブ。結婚15年の妻が家にいながらも、過去に2度浮気し、再び銀座のクラブの女マチ子と恋仲になる。

ついにマチ子は田舎の清水で出産。浅井も1泊の箱根旅行と妻の道子に嘘をつき、娘の顔を見に行く。【下巻へ】

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年8月7日
読了日 : 2020年8月7日
本棚登録日 : 2020年8月7日

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