一本の茎の上に (ちくま文庫 い 32-3)

著者 :
  • 筑摩書房 (2009年7月8日発売)
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本棚登録 : 140
感想 : 10
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「人間の顔は、1本の茎の上に咲き出た一瞬の花である 
 ーと感じるときがある。」

という一文から始まる詩人・茨木のり子さんのエッセイ集。
先日、本屋さんで手に取るまでエッセイの存在を知らなかった。

鋭い感性で見る日常。
詩からイメージする作者像は想像でしかなかったので、
等身大の茨木さんが垣間見えたようでうれしい。

韓国語を学び、旅にも出られるなど、
グローバルな視野をお持ちだったご様子。
ますます好きになった。

お亡くなりになってしまったのが
今さらながら残念です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古典・詩歌
感想投稿日 : 2011年12月19日
読了日 : 2011年10月30日
本棚登録日 : 2011年11月3日

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