不登校は1日3分の働きかけで99%解決する

著者 :
  • リーブル出版(高知) (2011年8月30日発売)
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本棚登録 : 409
感想 : 36
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完璧に取り組めた訳ではないけれど、
何度も何度もくり返し読み、本当に助けられた本。

思春期真っ只中で、急激に二次障害を発症し、不登校になり、
少しずつ自己破壊的な行動が増していく我が子に
どう対応したら良いのか...。

鬱や発達障がい、思春期系の本には「医療機関にかかりつける」とありますが
数か月先の予約しか取れないという現実。

身長も体格も、二回り以上大きな我が子が、怒りに震える様子は、
情けないですが正直、恐ろしくて、たまらない心境だった、当時の自分。

その奥にある、素の本人へ「コンプリメント」の言葉は
一滴、一滴の水(心の栄養)となり蓄えられていく...。

「親としての心構え」と、「具体的な方法・技術」の両方が書かれています。
サポートするって、こういうことだったのか!と目からウロコの体験。

とにかく今日一日、家庭内で一緒に暮らしていく覚悟が得られる内容です。
しかも、前向きに。

気が付けば、それなりに笑顔が戻り、コミュニケーションも復活。
親が過剰な期待さえ手放せば、本当に穏やかな日々です。
心より、感謝しています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 子育て・療育
感想投稿日 : 2019年1月22日
読了日 : 2018年8月22日
本棚登録日 : 2018年8月22日

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