古い洋館に住む4人の女性たち。親娘、娘の友人、友人の後輩。まるで「細雪」の姉妹のように暮す女性たちの日常が描かれています。ストーカー騒ぎだったり、雨漏りだったり日常がのんびり過ぎていく。物語の中心の佐知は不器用でついつい応援したくなるし、その友人の雪乃との友情も近過ぎもなく遠くもなくちょうどいい。4人の女たちがそれぞれ魅力的で、こんな共同生活はおとぎ話のようで、ありえないと思いながらあったらいいなと夢見てしまう。三浦しをんさんのお話はいつもどこかくすっと笑いを誘います。最後までほっこりした気分になれるステキな小説です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年8月31日
- 読了日 : 2018年8月31日
- 本棚登録日 : 2018年8月31日
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