なんだこりゃあ、すげえ…。
独特の不思議な話だけど、どっぷりこの世界にはまった。
偏見や常識とかに最初から全く囚われてなくて、真摯に真正面から受け入れる定に惹きつけられ、もう心を鷲掴みされた。
守口の独白にも泣いた。
超えられない差を感じながらそれでも好きだから続けてる。凡人の哀しさが伝わる。
守口が言うように定はあっち(天才)側の人間だと思うが、その彼女が編集者という裏方に徹した仕事をしているところが面白い。その理由を彼女が語る場面もいい。
武智の正直なところが気持ちいい。目が見えないからこそ定のよさがダイレクトにわかるんだな。
最後の行動はジョンとヨーコみたいだ。
読書状況:読み終わった
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読了
- 感想投稿日 : 2013年4月26日
- 読了日 : 2013年4月26日
- 本棚登録日 : 2013年4月26日
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