丸谷才一、三浦雅士、鹿島茂が世界文学と日本文学を編むための打々発止の議論。両方あわせて300巻にもなる全集を立ち上げるという壮大なる、そして架空の前提の上での座談である。緊張感がないというか、なれ合いというか、だから本音が出るのかもしれない。読んでいて口元が緩む。
仏文学が30巻になるとか、森鴎外は嫌いだとか、丸谷才一が石川淳で一巻作るように提案するとか、まあ楽しそうだ。大人の知的遊びのひとつか。
まてよ、昔程度はまるで違うが似たような事をやったことがある。
ドライブ用や旅行用に90分とか120分のカセットに入れる曲を選んで編集したことを思い出した。時間や曲の流れの考えた一日作業だったなあ。なんか懐かしい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2012年
- 感想投稿日 : 2012年12月10日
- 読了日 : 2012年12月9日
- 本棚登録日 : 2012年12月9日
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