読み聞かせると14分超かかるが、それでも読んでみたい一冊。
さすがの、かこさとしさん。名作の誉れが高いのも頷ける。
これは昨年の読み聞かせの中で(小1から小3の学童)人気の高い順から3位だった本。
ちなみに1位は「おにぎりのひみつ」で、僅差で2位が「びんぼうがみとふくのかみ」。
嫌われ者のイメージが強いからすが主人鳥・笑
パン屋さんの夫婦の間に生まれた4羽の子がらす。
必死の子育ての場面や、子どもたちの成長場面、友だちがらすとの会話場面。
そして、家族総出でパンを作る場面。。。いやいやもっとあるんである。
もうすべてが可愛いやら楽しいやら。大人が読んでもじゅうぶん楽しめる。
特に見どころは、見開きページに並んだたっくさんのパンのページ。
さあ、どれがいい?ってぜひ聞いてやってね。もうここだけで数分かかる。
およそ考えられないデザインのパンだらけで、ニヤニヤが止まらない。
そして、大勢のからすさんたちの描かれたページもいっぱい。
決して急いでめくらずに、ゆっくりゆっくり見せて。
かこさとしさんは、どうしてこんなに可愛くからすが描けるのかしら?
家族愛の描写もほろっと来るし、特にお父さんがらすの行動力がカッコいいのなんの!
我が家の庭にも毎日からすがやってきて、「かあ君!」と呼ぶと「あー!」とお返事してこっちを向くまでに懐いた。でも傍で見ると鋼鉄製のロボットみたいに輝いてて、しかも大きい。矢張りちょっぴり怖い。
かあ君、泉が森のパン屋さんて、知ってる?知ってたら今度教えてね。
こんなに可愛い子たちが働いているなら、私も買いに行きたいな。
- 感想投稿日 : 2019年3月27日
- 読了日 : 2019年3月25日
- 本棚登録日 : 2019年3月27日
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