両親が旅行中で、おばあちゃんが双子の男の子のお世話をしてくれている。
気をつけていたはずなのに、男の子は赤い手袋の片方をなくしてしまった。
ところが、次から次へと色々な人が家を訪れて、手袋を届けてくれる。
郵便屋さんからトラックの配達のお兄さんまで。
ええ?また?と思いながら笑えてくる。
想定外の数が届いてしまったので、庭にロープを張って手袋をぶらさげ、
落としたひとは取りに来て下さいと、張り紙をするというアイディアも面白い。
しかも雪の中でぶら下がったいくつもの赤い手袋が、とても綺麗なのだ。
やがてどんどん落とし主が現れて、手袋はひとつずつ戻っていくけれど・・
最後まで飽きさせないお話で、善意でいっぱいのひとたちだらけ。
絵もシンプルで、文の量もほどほど。
どんどん手袋が集まってくる場面では、小さな子たちもくすくす笑う。
それにしても、手袋ってどうして片方だけ無くすんでしょうね(笑)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本・冬
- 感想投稿日 : 2012年1月6日
- 読了日 : 2012年1月6日
- 本棚登録日 : 2012年1月6日
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