こぶとりたろう (単行本絵本)

  • 童心社 (2009年11月20日発売)
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本棚登録 : 206
感想 : 33
5

昔話の「こぶとりじいさん」をモチーフに、小学生の男の子を主人公にして書かれた作品。
明日のテストのため猛勉強したら、頭に各教科ごとのこぶが出来てしまった、たろう君。
国語のこぶに、算数のこぶ、理科のこぶと社会のこぶ。
学校へ行くには何とかして取らなくちゃ!
そこで妹のちょんこが考え出した名案は。。。

鬼たちの絵がとてもとても可愛らしい。
「こぶとりじいさん」の話を思い出しながら、必死に踊るたろうの姿も笑える。
ちょんことの会話も終始笑うしかない。
そしてたろうは、無事にこぶをとってもらうのだが・・
この後のオチが、とても収まりが良い。
昔話の鬼と現代の鬼とは、まるで違うのね。
有名な昔話と今の子どもとを上手くコラボさせた作品。さすがのたかどのさんであるよ。

日々の勉強に苦労してる子たちには、このたろうには共感してしまうかも。
勉強が出来るようになりたいけど、こんなこぶはいらないよね。
実は一カ所だけどうしても苦手な絵があるが、お話の面白さで星5つ。
よくぞこんな話を考えられたものです。(*’ω’ノノ゙☆パチパチ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本・通年
感想投稿日 : 2019年4月17日
読了日 : 2019年4月17日
本棚登録日 : 2019年4月17日

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