トミー・ウンゲラーの挿絵が好きなので読んでみたが、いやぁ面白い!
やや挿絵の線が細くて見えにくいのだが、そのわずかな欠点も補ってあまりあるというもの。
教師をしているボドさんという女性の元に、アフリカにいる息子からのプレゼントが届く。
それがなんとヘビなのだが、毒の無いヘビだと分かり、クリクターという名をつけて可愛がる。
この可愛がり方がそれは可笑しいのだ。
どんどんボドさんになついていく様子も楽しい。
学校に行くと、クリクターはすぐ自分の身体でアルファベットも覚えてしまう。
ここの図もただただ笑える。
子どもたちとも仲良しになり、困っているひとはすぐ助ける模範的なヘビなのだ。
そしてなんとこの後の大活躍も。
何となく嫌われ者のイメージがあるヘビを描いて、この幸せな結末が楽しい。
一貫してとぼけた味の、実に面白い作品。学童向け。約10分。
そして、最後まで読んでみるとやっぱりウンゲラーで良かったと思える!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
トミー・ウンゲラー
- 感想投稿日 : 2013年2月15日
- 読了日 : 2013年2月15日
- 本棚登録日 : 2013年2月15日
みんなの感想をみる