荒唐無稽さが、文句なしに面白い。
節分にからんだ「オチ」なので、読むならこの季節が特に良いだろう。
挿絵のデフォルメが楽しくて、子どもたちも夢中になって聞いてくれる。
「なかのいいととさんとかかさん」のはずなのに、ととさんが「かかさんやぁ」と困り顔をするたびに「おしょうさまにききなされ」としか応えないかかさんが可笑しい。
次々に変な答えを出すおしょうさまも可笑しいし、言うとおりにしていくととさんも可笑しい。
全体がリズミカルな繰り返しで、読むほうも聞くほうも共に楽しめる、良い作品である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本・冬
- 感想投稿日 : 2013年1月20日
- 読了日 : 2013年1月20日
- 本棚登録日 : 2013年1月20日
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