かえるをのんだ ととさん―日本の昔話 (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店 (2008年1月25日発売)
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本棚登録 : 1164
感想 : 121
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荒唐無稽さが、文句なしに面白い。
節分にからんだ「オチ」なので、読むならこの季節が特に良いだろう。
挿絵のデフォルメが楽しくて、子どもたちも夢中になって聞いてくれる。
「なかのいいととさんとかかさん」のはずなのに、ととさんが「かかさんやぁ」と困り顔をするたびに「おしょうさまにききなされ」としか応えないかかさんが可笑しい。
次々に変な答えを出すおしょうさまも可笑しいし、言うとおりにしていくととさんも可笑しい。
全体がリズミカルな繰り返しで、読むほうも聞くほうも共に楽しめる、良い作品である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本・冬
感想投稿日 : 2013年1月20日
読了日 : 2013年1月20日
本棚登録日 : 2013年1月20日

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