全ての学説が仮定から始まるとすれば、ヒトがネアンデルタール人を絶滅させたのは、一つの学説であると同時に仮設だろう。
研究者でない人間としては、本説がどの程度の支持を得ているのかは不明であるが、興味深く感じられた。
とは言え、生態系やイヌを家畜にする過程については述べられているものの、実際に、現生人類がどれほどの圧力をネアンデルタール人に加えていたのか、具体性が見えてこないから印象論に感じられてしまう。
それでも、考古学や生態系について知識欲を満たしてくれる良書ではないか。と感想を抱いた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2019年1月27日
- 読了日 : 2019年4月1日
- 本棚登録日 : 2019年1月27日
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