居酒屋兆治 (新潮文庫 や 7-15)

著者 :
  • 新潮社 (1986年3月1日発売)
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本棚登録 : 117
感想 : 16

文中に登場する方代の歌目当てに購入。
(映画には方代のとのおかしな逸話もあるのだが、それは評伝「無用の人山崎方代」を参照のこと)

映画版よりも原作の方が数段も上。小説にはある人間の機微というものが映画では描けていない様に感じた。
ただ、小説を読んでいて役者たちの顔がちらほらと目に浮かぶのには参った(笑)

人の一生の禍福なんて、塞翁が馬に過ぎない…。それでもひたすらに生きていくしかないってのは、よくわかる、この歳になると(笑)。

処分日2014/09/20

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蛇足。この方代の歌はどうなのだろう?
方代らしい歌ではあるが、(他の歌に比べて)ぴたりと言葉が収まっていないようにも感じる。方代が好きな人はどう思うのかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年10月14日
読了日 : 2013年9月11日
本棚登録日 : 2018年10月14日

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