錬金術:秘密の「知」の実験室 (アルケミスト双書)

  • 創元社 (2009年4月18日発売)
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感想 : 15

後半に実際の錬金術師がやっていた手順とかを紹介していて新しい…と思った。私が見たことないだけかもしれませんが。

p.p.16
科学者は作り出す薬剤を、生命を失った植物から精製した単なる化合物と考えるが、錬金術師にとって、彼らが作り出す化合物は、精製される前の原木よりも生気のあるローズマリーのイデア(観念)である。この霊薬はローズマリーのイデアに共鳴しているのだ。
 錬金術師はこうした異常な考えを抱いているのだが〜」
…とあって辛辣すぎて草。

錬金術のいう「硫黄」や「水銀」は観念的なもので実際の硫黄や水銀ではないんだろうか…。植物水銀とは…
硫黄が魂であり、水銀が精気ということなら植物水銀とは「植物の精気」くらいの意味?

アルカエウスの説明がさっぱりわからなかったので別の手段で調べたい。

バスマスっていうインドの薬、亜鉛サプリと考えて差し支えないのかちょっと危ないやつなのか知識がなさすぎてわからない…。


錬金術の格言「ora, lege,lege, lege,relege, et labora」は誰がいったんだろう…
追記)ベネディクト会のモットーって出てきたぞ…

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: オカルト(占いを除く)
感想投稿日 : 2019年12月18日
読了日 : 2019年12月18日
本棚登録日 : 2019年12月18日

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