爛れた闇の帝国

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年1月28日発売)
3.32
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本棚登録 : 181
感想 : 39
3

うっっ...救えないし、結構ダメージ食らうヤツでした。
他の方のレビューだと飴村作品という事で、今作だと
グロさが足りない...的なレビュー多いですが、どんだけ
飴村作品に慣れてしまってんだwと。
この作品も結構クルと思うんですけど...ね。

太平洋戦争時代と1989年頃を舞台に交互に
展開されるストーリー。片方は軍に対しての
失態を行ったとの事で、拷問を受ける兵士。
一方、不遇な環境で半分生き地獄のような
毎日を送る、ごく一般的な高校生。
終盤に一気にこの2つが交差していくと
思いがけない結末へと疾走するのは、流石というか
素晴らしい...と思います。ただし、どうしようもない
バッドエンドにただただ向かっていく。
もう、誰かやめてあげてっ!って思う程悲惨です。

一番まともな登場人物の「カミソリの水さん」の
扱いがまた...最高に切ないw。悪意あるよねw。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内作家あ〜
感想投稿日 : 2013年1月29日
読了日 : 2013年1月29日
本棚登録日 : 2013年1月29日

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