男のための漢方 (文春新書 428)

著者 :
  • 文藝春秋 (2005年2月1日発売)
2.40
  • (0)
  • (0)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 4

年間に摂取する防腐剤、添加物、人工着色料の量は4キロと書かれていて、そんなに摂っているのかと改めて驚いた。これだもの疾患が増えるはずだ。

蕁麻疹は体の内部の状態が良くない時に現れる。消化器系や神経系などの失調が根本原因になっている。免疫の低下には消風散エキス、十味敗毒湯エキス。

基礎代謝で一番多く使われるのは筋肉。大腿筋や腹部の大きな筋肉を鍛えるといい。筋肉の次に使用量が多いのが肝臓。

パニック発作の患者さんのつらさを目の当たりにして、社会全体の改善を求めていたり、養鶏場の鶏の飼育環境について述べられていたり、心情に訴えかけてくる文章が書かれていて心にしみた。

ツム●とかの漢方薬についてではなく、オーダーメイド漢方薬局の調合、さじ加減が書かれている内容だった。


ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*

養鶏所の鶏について”養鶏場のニワトリ。土の上を歩くことも、太陽の光を浴びることもない。金属製かごの中で一生を暮らす。”と書かれていた。それを読んで食肉について知りたいと思った。

☞『私たちはなぜ犬を愛し、豚を食べ、牛を身にまとうのか』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: #1(ダ)
感想投稿日 : 2022年10月8日
読了日 : 2022年10月13日
本棚登録日 : 2022年10月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする