西洋世界のルーツとされる古代ギリシャ。もし、この前提が崩れたら、相当な衝撃じゃないですか???
この本では、現代の私たちが持つ古代ギリシャのイメージが、実は「そうであってほしかったギリシャ」(P23)であって、ほんとは違うんじゃない?という問題提起から始まります。
カラーの勉強の中で、「ギリシャ神殿は、もともと真っ白じゃなくてカラフルだった」って習いましたが、いつから、なぜ、「白いもの」になったのか?というところが、大変おもしろく読めました。
古代ギリシャ人の色彩のとらえ方にも驚きました。えぇぇ?!と言いたくなるような表現が紹介されてますが、ちゃんと理由があってのこと。色のとらえ方がこうも違うとは。
ページ数を割いている神話は、他でも読んだことがあるものが多かったけれど、ヘルメスの誕生日など、細かい部分で興味をひかれるとこあり。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
カラー
- 感想投稿日 : 2015年12月14日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2015年12月14日
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