サブタイトルの通り、ビスマルクによるプロイセンを中心としたドイツ統一から、ヒトラーの敗北でドイツが分断されるまでのドイツ現代史を、とても臨場感たっぷりに描いている面白い本でした。
1987年に出版された本なので、まだドイツ統一前の状況なのですが、わずか2年後にはベルリンの壁崩壊が起きたにもかかわらず、作者は「このようにできあがってきた両ドイツ国家が、一つの機能的な国家に融合するような再統一は、理論的にすら考えることができない」と述べており、この時代の激動ぶりにも感慨深いものがあります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2018年5月26日
- 読了日 : 2018年5月26日
- 本棚登録日 : 2018年5月26日
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