ドイツ帝国の興亡: ビスマルクからヒトラーへ

  • 平凡社 (1989年2月1日発売)
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サブタイトルの通り、ビスマルクによるプロイセンを中心としたドイツ統一から、ヒトラーの敗北でドイツが分断されるまでのドイツ現代史を、とても臨場感たっぷりに描いている面白い本でした。
1987年に出版された本なので、まだドイツ統一前の状況なのですが、わずか2年後にはベルリンの壁崩壊が起きたにもかかわらず、作者は「このようにできあがってきた両ドイツ国家が、一つの機能的な国家に融合するような再統一は、理論的にすら考えることができない」と述べており、この時代の激動ぶりにも感慨深いものがあります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2018年5月26日
読了日 : 2018年5月26日
本棚登録日 : 2018年5月26日

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