三つの話で構成された短編集。随分かわいいイラストの表紙には「中学生から」の文字。
物足りないかも?と思ったが、ちゃんと面白かった^^
自分では気づけなかったけど、皆さんの感想からところどころ登場人物がリンクしてて、あの時のあの子か!って鳥肌。話の内容は、どれも学校が舞台なので自分が学生時代の頃を思い出し、懐かしく感じた。
辻村深月さんは学生がメインの小説も多く書いているけど、子どもの考え方とか観点をこんなに分かっているのがすごい。大人になったらだいたいみんな忘れてしまうような感覚を、思い出させてくれる。
何かのインタビューで「大人になったからこそ、大人も子どもも平等な観点で書けるようになった。子どもの頃に思っていた大人とは違って、大人だって悩みがあって子どもの自分の延長線だと分かった」というような話をされていた(私の記憶が正しければ。。汗)
たしかに、自分に置き換えてもそうだなあ。たぶん私がおばあちゃんになっても、20代の今の私の延長線なんだろうなあ。
本の感想なのに随分脱線しましたが、要するに「面白かった、辻村深月さんすごい!」ということです笑
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年12月23日
- 読了日 : 2022年12月23日
- 本棚登録日 : 2022年12月20日
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