いくつになっても、旅する人は美しい (だいわ文庫 D 186-3)

著者 :
  • 大和書房 (2018年8月10日発売)
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感想 : 8
5

旅の行き帰りに読んだけれど霧島洋子さん、とっても魅力的なカッコいい女性でした。また行きたいところたくさん増えたなあ

place

・ベトナム ベトコンの地下要塞クチ・トンネル
・イギリス グラストンベリー トールの丘
/南西端 コーンウォール半島 英国のリビエラ/ミナックシアター
・アメリカーカナダ ピースアーチ
/カリフォルニア州マウント・シャスタ
・南米ペルー首都リマ 天野博物館
・香港 大排檔(だいぱいどん)
麺だけ→魚蛋(つみれ)→臭豆腐の揚げ出し→海鮮料理の専門店(福臨門) 
・ポルトガル「ここに地終わり海が始まる」ロカ岬

乗り物というのは目的地に到着するだけでモトをとれるわけだから、移動中の自由時間は丸儲けだし、その上景色や道連れやお弁当まで楽しめる

箱根登山鉄道「スイッチバック」
「天下の険」を征服する運転には、大自然に挑んだ開拓者の英知

自然と文化の両立は容易ではなく、どちらかを欲張りたければ、もう一方は多少我慢しなければならないのが世の習いなのだ

不明を恥じる
・箱根
ポーラ美術館 内外の有名画家一網打尽
箱根美術館 侘び茶の美意識に徹した
箱根ラリック美術館 鮮やかな個性が冴え渡る
天山湯治郷「羽衣」 逗留湯治を標榜する
・姥子温泉 夏目漱石「秀明館」
・由布院 御三家
玉の湯/亀の井別荘/無量塔

身体の構造と機能の完璧さ、精妙さに、感嘆と畏敬の念を深める

・愛知県 湯谷温泉 
・大阪県 中之島 パリ右岸/淀川 セーヌ川
19世紀末 爛熟したベル・エポックのパリ
「阿部野適塾」井上正康教授 パリ左岸カルチェラタン 緒方洪庵「適塾」
「飛田新地」「鯛よし百番」遊郭総本山
・奈良県「奈良親子レスパイトハウス」/宇陀の又兵衛桜
・飛騨の位山
・セドナのベル・ロック
・高松の金刀比羅宮
・谷川岳
蟄居中 ちっきょちゅう

島で文明のクレンジングの一節
うんうん

「生」と「死」の間に割りこんだ「病」や「老」がどんどん膨張して〜死は端っこに押しやられたばかりか、まるで存在しないものかのように無視されるようになった
死はあらかじめ生のシステムに組み込まれた必要不可欠な存在であり、死があってこそ人生が輝き、凛然と完結するのだ。だから死を無視したり敵視したりするのではなく、日頃から敵意や親愛の情を持ってお付き合いしたいものだと思う。
←ハリーポッターシリウスの死幕

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年9月7日
読了日 : 2021年9月8日
本棚登録日 : 2021年6月5日

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