五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2011年9月7日発売)
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本棚登録 : 121
感想 : 21

館全体を覆う不思議のヴェールを剥がせばまたもや前作と同じ趣向。
けれど今作ではWhyにまでも話は及ぶ。
チクチクと織るように文章を書く倉阪さんをイメージしてほっこり。
古典のオマージュあり。
バカミス賛美あり。
しかしこれはまた何処か奇形な愛...。

三崎黒鳥館白鳥館〜と比べるとまだトンチンカンさは薄めなのかも知れんけど、思いがけず今の時世にも当てはまってるというか、書いたときの倉阪さんの想いが時を超えて僕に届いたというかそんな感じ。馬鹿馬鹿しいを愛せ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年5月9日
読了日 : 2020年5月9日
本棚登録日 : 2020年5月9日

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