待つ女。
仕事に恵まれ、人に恵まれ、周りから見ればうらやましいような一人の女。
だが、庭だけでなく心の中にも重く建っている石の塔ソル・ソンブラ(光と影)は、姿を消した夫の呪縛。
作品の最終行、《もう火は赤々と熾きていた。》は、待つ女から卒業した佐和の輝きのようだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
女流文学
- 感想投稿日 : 2014年12月29日
- 読了日 : 2014年12月28日
- 本棚登録日 : 2014年12月29日
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