メデューサとの出会い (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 3) (ハヤカワ文庫SF) (文庫) (ハヤカワ文庫 SF ク 1-48 ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラ)

制作 : 中村融 
  • 早川書房 (2009年10月30日発売)
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本棚登録 : 104
感想 : 16
4

宇宙メイン、あとは海、山

こういう世界が待ってますというのが精緻に描かれている。説得力のお手本みたいな本

話の筋は、宇宙で事故が起こって危機からの生還、というパターン。正直ワンパターン。
だけど、舞台、事故にバリエーションがある。そしてバリエーションに説得力を持たせて各話違うものにしている

メデューサとの出会いは、クラークにしかかけない風景。最後の仲介者というのは唐突だが。

人物に人間的厚さを感じない話が多いが、「憎悪」はクラークってこんな話も書けるのかー、とクラーク自身についても新発見。悪意にぞくりとくる

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2012年5月1日
読了日 : 2012年5月2日
本棚登録日 : 2011年12月10日

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