雪風3作目。
ジャムとの戦いが、物理的なものから観念的なものへと急速にシフトしてゆき、息を呑む。
全く異質な存在とコミュニケイトするために、感覚を同期させようとする雪風。
人間と戦闘知性体の感覚が混ざり合って生まれた“無人世界”の、無機質で寂寞とした雰囲気が何ともいえず不気味だった。
不安定な時間と空間のなかで、冷静に状況を判断しようとする深井大尉らの凄さも改めて実感。
一方で、特殊戦メンバーの心理に興味を示し始める雪風に幾ばくかの可愛らしさを感じたりもしてしまい…人間の錯覚って面白い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年11月11日
- 読了日 : 2012年10月14日
- 本棚登録日 : 2012年11月11日
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