まず、この本のタイトルを見ると、「原始人に戻る」という表現をネガティブに捉えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、この本で原始人に戻るということは、文明的な進歩を否定するようなことではなく、私たちの「コミュニティ」の規模が原始時代と同じサイズになったということです。
私たちの社会は、効率的に合理的に生産活動をするために、自治体、会社などの組織はどんどん大きくなってきました。しかし、インターネットの登場によって、多様な趣味嗜好が生まれ、それを物理的な距離をとりはらって共有することが出来るようになりました。
私たちは、今まで以上に複数のコミュニティに所属するようになり、そのひとつひとつの規模は原始時代の「村」のような小さいものになってきた、というのがこのタイトルの背景です。
(と、これで300文字とは・・・!)
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- 感想投稿日 : 2016年9月13日
- 読了日 : 2016年9月13日
- 本棚登録日 : 2016年6月17日
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